村上木彫堆朱とは
村上木彫り堆朱とは
新潟県村上市で作られる「村上木彫堆朱」は、江戸時代に武士の手によって始められ、藩主の奨励もあって、やがて町民にも広まり盛んになりました。
村上木彫堆朱は朴(ほお)・栃(とち)・桂(かつら)などの木地に繊細な彫刻を施し、そこに天然の漆のみを使って何回も塗り重ねて仕上げる独特の技法の漆器です。使い込めば使い込むほどに艶が増して、新品の時とはまた違う味わいを放つ大変丈夫な漆器です。
村上木彫り堆朱の工程
村上木彫堆朱は、一つの製品が出来上がるまでに計19の工程を経なければ完成致しません。そしてそれら工程は全て、職人の技や長年の経験がなせるものばかりです。川村庚堂漆器店では、そのうちの14の工程を行っています。
村上木彫堆朱の種類
村上木彫堆朱の技法は6種類あります。